記事公開日 :  2026/02/18

最終更新日 : 2026/02/26

採用効果を高めるハッシュタグ戦略|Instagram・TikTokでの選び方と付け方

採用効果を高めるハッシュタグ戦略|Instagram・TikTokでの選び方と付け方

SNS採用において、ハッシュタグは自社の投稿を未来の候補者へ届けるための重要なツールです。特にビジュアルが重視されるインスタグラムやTikTokでは、戦略的なハッシュタグの活用が採用の成否を分けることも少なくありません。

この記事では、採用効果を最大化するためのハッシュタグの基本的な選び方から、具体的なハッシュタグのリスト、応募を増やすための実践的な付け方のテクニックまでを解説します。


なぜSNS採用でハッシュタグが重要なのか?

SNS採用においてハッシュタグは、単なる投稿の飾りではありません。企業の採用アカウントが潜在的な候補者とつながるための、極めて戦略的な機能を持っています。

ハッシュタグを効果的に活用することで、まだ自社を知らない求職者層へのアプローチが可能になるだけでなく、企業の魅力を伝え、採用後のミスマッチを防ぐといった多岐にわたるメリットが期待できます。

潜在的な求職者層へアプローチできる

ハッシュタグの最大の利点は、自社アカウントのフォロワー以外にも情報を届けられる点にあります。求職者は「エンジニア募集」や「26卒」といったキーワードで検索し、能動的に情報を探しています。

そのため、投稿に関連するハッシュタグを付けておくことで、自社に興味を持つ可能性が高いターゲット層に発見してもらう機会が生まれます。このように、ハッシュタグは企業側からのアプローチだけでなく、求職者側からの発見を促す強力な拡散ツールとして機能します。

採用ブランディングを強化するきっかけになる

ハッシュタグは、採用マーケティングにおけるブランディング戦略の一環としても非常に有効です。例えば、「#〇〇な働き方」や「#〇〇社の日常」といった独自のハッシュタグを継続的に使用することで、企業文化や価値観、社風といった目に見えない魅力を一貫して発信できます。

これにより、求職者はそのハッシュタグを検索するだけで、企業の特色をまとめて閲覧できるようになります。結果として、企業のファンを増やし、「この会社で働きたい」という応募動機を形成する手助けとなります。

採用ミスマッチの防止につながる

社風や働き方、価値観に関する具体的なハッシュタグを活用することは、入社後のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。「#リモートワークOK」や「#服装自由」「#子育てママ在籍中」などのハッシュタグは、求職者が働く環境を具体的にイメージする材料となります。

事前に企業のリアルな情報を得ることで、求職者は自身の価値観と合うかどうかを判断しやすくなります。これにより、自社にマッチした人材が集まりやすくなり、選考の効率化と定着率の向上に貢献します。

【基本戦略】採用効果を高めるハッシュタグの選び方

採用ハッシュタグを効果的に活用するためには、やみくもに言葉を並べるのではなく、戦略的な選定が不可欠です。まずは競合他社やターゲット層がどのようなハッシュタグを使用しているかリサーチを行いましょう。

その上で、投稿の露出を最大化する「ビッグワード」、ターゲットを絞り込む「ミドルワード」、独自性を伝える「スモールワード」といった複数の種類を、目的に応じてバランス良く組み合わせることが重要です。

「ビッグワード」で投稿の露出を増やす

「ビッグワード」とは、「採用」や「就活」「転職」など、検索ボリュームが非常に大きい一般的なキーワードを指します。これらのハッシュタグを付けることで、より多くのユーザーの目に触れる機会が増え、投稿の認知度を広範囲に高める効果が期待できます。ただし、投稿数が膨大であるため、自社の投稿がすぐに埋もれてしまうという側面も持ち合わせています。

そのため、ビッグワードだけに頼るのではなく、後述する他のキーワードと組み合わせることが基本戦略となります。最新のトレンドを反映したキーワードを取り入れることも有効です。

「ミドルワード」でターゲットを絞り込む

「ミドルワード」は、ビッグワードに業界名や職種、卒業年度などを組み合わせ、「#IT業界採用」や「#営業職募集」「#26卒」のようにターゲットを具体的に絞り込んだキーワードです。これにより、自社の採用情報に関心を持つ可能性が高い、より質の高い層へ的を絞ってアプローチできます。

投稿後はインサイト機能などを活用して、どのミドルワードからの流入が多いかを分析し、反応の良いキーワードを見つけていく作業が重要です。ターゲットの解像度を上げることで、エンゲージメント率の向上も期待できます。

「スモールワード」で自社の独自性を伝える

「スモールワード」は、「#〇〇(企業名)の日常」や「#〇〇な福利厚生」といった、企業独自のハッシュタグや、よりニッチなキーワードを指します。これらのハッシュタグは検索ボリュームこそ少ないものの、競合がほとんどいないため、自社に強い興味を持つユーザーに直接情報を届けることができます。

企業の個性や文化、働く人のリアルな姿を伝える上で非常に効果的であり、求職者の共感を呼び起こし、エンゲージメントの高いファンを育成することにもつながります。

【目的別】すぐに使える!採用ハッシュタグ具体例一覧

ここでは、日々のSNS投稿にすぐ活用できる採用関連のハッシュタグを目的別に紹介します。自社の採用ターゲットや発信する投稿内容に合わせて、これらのハッシュタグを組み合わせて使用してみてください。

自社のアカウントに最適なハッシュタグがどれか、リストをチェックしながら検討し、投稿のリーチとエンゲージメントの最大化を目指しましょう。

まずは押さえたい定番の採用ハッシュタグ

どのような企業の採用アカウントでも基本として押さえておきたい、汎用性の高いハッシュタグです。これらのキーワードは検索ボリュームが大きく、採用活動を行っていることを広く知らせる土台となります。まずはここから2〜3個選び、他の具体的なハッシュタグと組み合わせるのがおすすめです。

例:#採用 #新卒採用 #中途採用 #採用情報 #求人募集 #リクルート#就職活動 #就活 #転職 #企業アカウント

ターゲット学生に届ける新卒採用向けハッシュタグ

新卒採用においては、ターゲットとなる学生が検索するキーワードを的確に捉えることが重要です。特に卒業年度を示す「26卒」は必須のハッシュタグと言えます。これに加えて、インターンシップや会社説明会、オンラインセミナーといったイベント関連のキーワードを組み合わせることで、参加意欲の高い学生に直接情報を届けることができます。

例:#26卒 #27卒 #新卒 #就活生 #26卒と繋がりたい #インターンシップ #会社説明会 #オンラインセミナー #就活情報 #エントリーシート

即戦力を探す中途採用向けハッシュタグ

中途採用では、転職を検討している潜在層や、キャリアアップを目指す経験者層へのアプローチが鍵となります。中途採用を基本としつつ、キャリア採用や第二新卒といった対象者を明確にするハッシュタグを使い分けるのが効果的です。また、「#転職活動中の人と繋がりたい」のようなコミュニティ形成を意識したタグも有効に機能します。

例:#中途採用 #キャリア採用 #転職経験者採用 #第二新卒募集 #転職活動 #キャリアアップ #ジョブチェンジ #リクルーティングスカウト

専門職にアピールする職種・業界別ハッシュタグ

エンジニアやデザイナー、マーケターといった専門職の人材を探す場合は、具体的な職種名や業界名をハッシュタグに含めることが極めて重要です。これにより、特定のスキルや経験を持つ求職者に直接アプローチできます。募集する職種の種類に応じて、「#〇〇募集」や「#〇〇求人」といった複数のパターンを使い分けることで、より高い効果が期待できます。

例:#エンジニア採用 #デザイナー募集 #マーケター募集 #営業職 #コンサルタント #IT業界 #Web業界 #メーカー #ベンチャー企業 #外資系企業

会社の魅力を伝える社風・働き方に関するハッシュタグ

給与や待遇だけでなく、社風や働き方を重視する求職者は年々増加しています。企業の文化や働く環境の魅力を伝えるハッシュタグは、求職者の共感を呼び、応募への動機付けとなります。「#オフィス紹介」や「#社員の日常」でリアルな姿を見せたり、「#福利厚生」で制度をアピールしたりすることで、採用サイトへのスムーズな誘導も可能になります。

例:#働き方改革 #リモートワーク #フレックスタイム #福利厚生 #社内イベント #オフィス紹介 #服装自由 #女性が活躍する会社 #〇〇な人と繋がりたい #社員インタビュー

応募を増やすハッシュタグの付け方4つのテクニック

効果的なハッシュタグを選定した後は、その付け方にも工夫が必要です。単に多くのタグを羅列するだけでは、かえって投稿の価値を下げてしまうこともあります。

ここでは、インスタなどのSNSプラットフォームにおいて、投稿の魅力を損なわずにエンゲージメントを高め、最終的な応募につなげるための採用マーケティング視点での4つのテクニックを紹介します。

投稿内容と関連性の高いタグを選ぶ

ハッシュタグは、投稿する写真や動画、テキストの内容と密接に関連している必要があります。例えば、社員旅行の写真を投稿しているにもかかわらず、「#エンジニア募集」というタグだけを付けても、ユーザーは違和感を覚えます。

投稿のテーマに合った「#社内イベント」や「#社員旅行」といったタグを選ぶことが基本です。関連性の低いハッシュタグの乱用は、投稿の専門性を下げ、アルゴリズムからの評価を落とす可能性もあるため注意が必要です。

ハッシュタグは10〜15個を目安に設定する

Instagramでは最大30個までハッシュタグを付けられますが、上限まで付けることが必ずしも最善とは限りません。数が多すぎると、投稿のキャプションが煩雑に見えたり、本当に伝えたいメッセージの焦点がぼやけたりする可能性があります。

一般的には、10〜15個程度が効果的とされています。この数の中で、「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」をそれぞれ3〜5個ずつ、バランス良く組み合わせることを意識すると、幅広い層にアプローチしやすくなります。

投稿文ではなくコメント欄に記載して見やすくする

キャプションの最後にハッシュタグを多数記載すると、投稿文が長くなり、ユーザーが「続きを読む」をタップする前に離脱してしまう可能性があります。これを防ぐためには、投稿後すぐに自分自身のアカウントで最初のコメントを投稿し、そこにハッシュタグをまとめて記載するというテクニックが有効です。

これにより、キャプション本文がすっきりと読みやすくなり、ユーザーは投稿内容に集中できます。プロフィールへの誘導など、本来の目的であるアクションを促しやすくなります。

オリジナルハッシュタグを作成してファンを増やす

「#〇〇採用2026」や「#〇〇グラム」のように、企業独自のオリジナルハッシュタグを作成し、継続的に使用することをおすすめします。 このハッシュタグをタップすれば、自社の投稿だけを一覧で表示させることができ、求職者にとっての企業研究ツールになります。

また、内定者や社員にもこのタグを使った投稿を促すことで、社内外に情報が拡散され、エンゲージメントの高いコミュニティが形成されます。企業のブランディング強化とファン作りに直結する施策です。

Instagram・TikTok採用におけるハッシュタグ活用事例

ここでは、実際にInstagramやTikTokといったSNSを駆使し、ハッシュタグを戦略的に活用して採用ブランディングや応募者獲得に成功している企業の事例を紹介します。

各社の採用アカウントが、どのような工夫で求職者の心をつかんでいるのか、その具体的な手法から自社のSNS運用に応用できるヒントを探ってみましょう。

事例1:独自ハッシュタグで社員のリアルな声を届けるIT企業

あるIT企業では、「(企業名)のリアル」という独自ハッシュタグを効果的に活用しています。このハッシュタグを付けて、社員が自らの仕事内容やオフィスの日常、チームメンバーとの交流などを自由に投稿するように促しました。

これにより、加工されていない現場のリアルな雰囲気が求職者に伝わり、共感を呼んでいます。定期的にインサイトを分析し、このハッシュタグからのプロフィールアクセス数が多いことを確認しており、企業説明会だけでは伝わらない魅力を発信する重要な手段となっています。

事例2:職種別タグを使い分けエンジニア採用に成功したメーカー

大手メーカーA社は、専門性の高いエンジニア採用において、職種別のハッシュタグを細かく使い分ける戦略を取りました。「機械設計エンジニア」「制御設計」「組み込みエンジニア募集」など、ターゲットが検索しうる具体的な技術名や職種名を複数種類設定。

これにより、スキルセットがマッチする求職者へ的確にアプローチし、質の高い応募者を獲得することに成功しています。汎用的なタグだけでなく、ニッチなキーワードで専門人材にリーチした好例です。

事例3:「#26卒」などで早期から学生との接点を作る大手企業

大手通信企業B社は、次年度以降の卒業予定者に向けたハッシュタグを積極的に活用し、早期からの関係構築に成功しています。就職活動が本格化する前から「#26卒」「#27卒向けインターン」といったタグを付けた投稿で、業界研究に役立つ情報や早期インターンシップ、オンラインセミナーの案内を発信。

これにより、早い段階から自社に興味を持つ学生を囲い込み、es提出時には既にロイヤリティの高い母集団を形成することに繋げています。

SNS採用のハッシュタグに関するよくある質問

SNS採用でハッシュタグを運用していると、さまざまな疑問が生じるものです。ここでは、採用担当者から特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

過去のハッシュタグの扱いや、効果が出ない時の見直し方、さらにはInstagramとXでの違いなど、具体的な運用上の悩みを解決するヒントとして活用してください。

募集時期が終わった過去の採用ハッシュタグ(例:#25卒)は消すべき?

消す必要はありません。過去の投稿やハッシュタグは、企業が継続的に採用活動を行っている証であり、一種の活動履歴として機能します。次年度以降の学生が、前年の採用実績や雰囲気をチェックする際の貴重な情報源となるため、アーカイブとして残しておくことをおすすめします。

投稿が全く見られない場合、ハッシュタグはどう見直すべき?

まずは投稿のインサイト機能で、ハッシュタグ経由のリーチ数を確認します。投稿数が多すぎるビッグワードばかり使っていると埋もれてしまうため、より具体的なミドルワードやスモールワードの割合を増やしてみましょう。また、競合他社の人気投稿を分析し、効果の出ているハッシュタグを参考にすることも有効です。

X(旧Twitter)でも同じハッシュタグの付け方で効果はありますか?

同じ付け方では効果が薄い可能性があります。X(旧Twitter)はリアルタイム性と情報の拡散力が特徴で、ハッシュタグは1〜3個程度の少数が好まれる傾向にあります。Instagramのように多数付けるのではなく、投稿内容のキーワードや、その時にトレンドとなっているハッシュタグを厳選して使うのが効果的です。

まとめ

SNS採用におけるハッシュタグは、単なる検索目印ではなく、潜在的な求職者と企業をつなぐ架け橋となる戦略的なツールです。

本記事で解説した「ビッグ・ミドル・スモール」のワードをバランス良く組み合わせる選び方や、関連性、個数、記載場所を意識した付け方のテクニックを実践することで、投稿のリーチを最大化し、採用効果を高めることができます。ハッシュタグを通じて自社の魅力を効果的に発信し、採用サイトへの誘導や応募へとつなげていきましょう。


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