
求人広告の効果を高めるためには?|採用率向上のポイントを紹介
記事公開日 : 2025/04/30
最終更新日 : 2024/12/19
記事公開日 : 2024/12/12
最終更新日 : 2024/12/19
人手不足の解消や、グローバル化への対応力向上など、様々なメリットがあると考えられている外国籍採用。「雇用の手順が分からない」「会社の受け入れ体制に不安がある」そんな人事担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回、外国籍採用に取り組んでいるベンチャー企業に取材を行いました。今年の秋から本格的に活動を開始し、すでに5名の入社が決まっているそうです。コロナ禍以降、売上は右肩上がり&100名規模にまで拡大した成長企業が、なぜ外国籍採用を行うのか?経緯について詳しく聞いてきたので、是非最後までご覧ください!
“生産年齢人口”と呼ばれる15歳から64歳までの人口減少が、採用難の原因の1つになっています。そして日本は年々少子高齢化が進んでおり、2060年には65歳以上の高齢者が人口の40%を占めるという推計も出ています。このように働き盛りのボリュームゾーンが減り、労働力不足に拍車がかかっているため人材獲得競争が激しくなっている状況です。
また帝国データバンクの調査によると、従業員の退職や採用難・人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」の件数は過去最多の163件に達しています(2024年上半期 4-9月)。業種別では建設業が一番多く、その次に物流業と「2024年問題」の対象となる業界での倒産が相次いでいるんです。
このように、採用ができず人手不足の状況が続くと、会社経営の危機に陥ることも。今後も”生き残っていく会社”になるには、採用を成功させ労働力不足を解消していくこと。これが何よりも大事な要素になると考えています。
【参考】人手不足倒産の動向調査(2024年度上半期) https://www.tdb.co.jp/report/economic/20241004hitode/
人口減少が進む中、日本人を採用し続ける。という考えは持っておらず、もっと広い視野で採用活動を行っていくべきだと考えています。日本人の採用だけにとらわれているのは、非常にもったいないです。”外国籍採用は合う業種・合わない業種がある”というのは、単なる言い訳ですね(笑)
例えば、今だとAIが発展していますよね。DX化という形で様々な企業で導入され業務効率化が図られていますが、やはり企業の成長・存続には”人の力”が必要不可欠だと思っています。様々な価値観を持っていたり、人によって考え方は十人十色。だからこそ、話し合うことで新しいアイデアが生まれたり、イノベーションを起こすことができると信じているんです。
そしてそれは、日本人だけでなく外国籍の方にも同じことが言えます。むしろ、より多角的に物事を考えることができ、さらなる企業の成長・活性化に繋がると考えています。
「言語の壁があるのではないか」「文化の違いで業務に支障が出ないか」そんなマイナスな考えばかり持っていてはいけません。意欲が高く優秀な人材を採用することに、国籍は関係ありません。視野の広い採用活動が、会社の未来を創っていくんです。そう信じていることが、現在外国籍採用に注力している理由です。
当然のことですが、それぞれの国の文化・風習や、まだ知らない外国の魅力はたくさんあると思っています。日本に住んで暮らしているとなかなか気づけないですが、外国籍の方と一緒に働くことによって新しい発見が生まれていくはずです。また知見が広がったり、学びが増えるだけでなく、いままでは関わることがなかったコミュニティができるかもしれません。これってすごく楽しそうだと思いませんか?
もちろん言語の壁など難しさを感じることもあると思いますが、それを乗り越えた先に、いままでは起こり得なかった化学変化が起こると考えています。だからこそ、今私たちが外国籍採用を推進し、先駆けになろうと考えているんです。
また現在の外国籍採用の状況として、ある一定の業種でしか採用が行われていないことが挙げられます。工事現場・工場での採用は増えていますが、デスクワークなどの仕事は全然増えていないんです。このままでは良くない、そう思うからこそ、私たちが現場系の仕事以外での外国籍採用に取り組む意義があるのだと考えています。
すでに勤務をしている外国籍のメンバーがいるのですが、受け身ではなく自発的に業務に取り組んで欲しいと考えています。
例えば、SNS事業部のディレクターとして働いている外国籍のメンバーは毎日ロープレをしていて、どんどん日本語が上達しているんです。最初はうまく考えを言葉にできなかったとしても、周りを頼りながら壁を乗り越えて欲しいと思っています。きっとそんな姿を見て、「自分も頑張らなきゃ」と既存社員の士気も上がるのではないでしょうか。
また現在はSNS事業部での配属が多いですが、今後は管理部門や営業部門でも採用を行っていきたいと考えています。そして外国籍のメンバーが増えることで、採用面接の際に日本語ではなく、その国の言語を使って話す…。なんてこともできるようになるはずです。
1点気がかりなことがあるとすれば、周りに知り合いが少なくなりやすいことです。地方から上京してきた社員でさえ、「東京に友達が少ないんです」と言ってるほど。なので、会社ではありますがホームのような場所でありたいと思っています。仕事の時は切磋琢磨し合い、オフの時は何でも相談し合える、そんな関係性を築いて欲しいですね。
現在、採用市場において急激な賃上げが起こっています。そして大きく昇給しないと、他の企業も賃上げを行っているため差別化が図れなくなっている状況です。
給与を抑えて、人材を採用する。そんな考えはもう捨ててください。必要な給与をしっかり払い、優秀な人材を確保する採用方針にしなければ、採用がうまくいかない時代になっています。そして採用がうまくいかない企業は、飛躍的な成長もできないでしょう。
また採用において、固定概念にとらわれず広い視野で活動を行うべきだと考えています。外国籍採用はもちろん、女性の採用やシニア層の採用など…。今後さらに”当たり前”が変わっていくでしょう。そんな状況でも、継続的に採用ができる組織とは?と常に考え情報をキャッチアップし実行に移すこと。これが会社の成長スピードを落とさず、成長し続けられる理由でもあると考えています。
記事公開日 : 2025/04/30
最終更新日 : 2024/12/19
記事公開日 : 2025/04/22
最終更新日 : 2024/12/19
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