記事公開日 :  2024/12/09

最終更新日 : 2024/12/19

【2024年版】ボーナスの年間平均支給額は「106.7万円」、20代・30代で増加。

【2024年版】ボーナスの年間平均支給額は「106.7万円」、20代・30代で増加。

「ボーナスの平均額は?」「冬と夏でどのくらい違う?」「年代ごとの支給額の差は?」「何カ月分支給されたの?」「支給額が高い職種はどれ?」「100万円以上もらった人はどれくらいいるの?」など、ボーナスにまつわる疑問をパーソルキャリア株式会社が調査。調査期間は2024年8月5日~13日で、20歳~59歳の男女15,000人から回答を得ています。その結果をもとに、2024年のボーナス事情を詳しくレポートします。

ボーナスの平均支給額は年間106.7万円

調査対象15,000人のうち、ボーナスが支給されたと答えた人の年間平均支給額※は106.7万円でした(男性:121.9万円、女性:77.7万円)。この金額は、前回調査の107.1万円から0.4万円の減少です。


内訳をみると、冬のボーナスは50.4万円(前回比0.3万円減)、夏のボーナスは51.0万円(前回比0.2万円増)、その他のボーナスは5.3万円(前回比0.3万円減)と、全体的に微減となっています。 ※2023年9月~2024年8月に支給されたボーナスが対象

年代別ボーナス額(20代・30代・40代・50代)

年代別にボーナスの平均支給額を比較すると、20代と30代は増加した一方、40代と50代では減少が見られました。特に20代は74.8万円(前年比3.9万円増)と大きく増加。反対に、50代は123.9万円(前年比5.6万円減)と減少幅が目立ちました。


半数の人がボーナス100万円超え

半数近くが100万円以上、20代も増加傾向 続いて同社は、ボーナスの年間支給額について「100万円未満」と「100万円以上」の人の割合を調査した。すると、全体では「100万円以上」が48.5%と、前回調査より0.4pt高くなり、約半数を占めた。


ボーナスは月収の何カ月分?

平均は2.6カ月分、年代間の差はわずか
ボーナスの年間支給額が月収の何カ月分に相当するかを調査したところ、全体の平均は2.6カ月分でした。

・20代:2.4カ月
・30代:2.7カ月
・40代:2.5カ月
・50代:2.6カ月

30代と50代は全体平均と同水準、またはそれを上回る結果となっています。


ボーナスの平均支給額が高い職種、第1位は「内部監査」で188.6万円

同社の調査によると、ボーナスの平均支給額が最も高い職種は「内部監査」で、平均支給額は188.6万円となりました。同職種は前回調査で21位だったところから一気に首位に躍進し、金額も前回の135.2万円から53.4万円増加しています。

2位には、前回調査と同じく「法務/知的財産/特許」(177.7万円)がランクイン。前回から7.4万円増加しており、2021年以降の4回の調査中3度目の2位を記録するなど、安定して上位に位置しています。

さらに、3位には前回14位だった「リサーチ/市場調査」(173.2万円)が28万円の増加でランクインしました。この結果、上位3職種を「企画/管理」系の職種が独占する形となりました。

その他にも、「経営企画/事業企画」(162万円)が6位、「購買/資材調達」(154.9万円)が8位にランクイン。「購買/資材調達」においては、前回22位(134.5万円)から大幅な順位上昇が見られました。


調査結果から、特に「企画/管理」系の職種において、ボーナス支給額が高い傾向が顕著であることが明らかになりました。この情報は、職種選択やキャリア形成を検討する上での参考となるでしょう。

勤務先にボーナス制度がある人は約9割。支給は「年2回」が主流

調査によると、勤務先にボーナス制度があると答えた人は全体の87.8%に上り、その中で「ボーナスが年2回(夏・冬など)支給される」と回答した人は75.3%と多数を占めました。 一方で、「年3回以上支給される」という回答は5.5%、「年1回のみ」は4.4%、「支給回数が決まっていない」は2.6%という結果になりました。また、「ボーナス制度がない」と回答した人は全体の12.2%にとどまりました。


「ボーナスの支給額が増えた」と感じる人は38.9%で最多

ボーナス制度があると回答した人に、2023年9月~2024年8月の1年間のボーナスについて「前回と比べて支給額がどう変化したか」を尋ねたところ、「増えた」と答えた人は38.9%で最多でした。「減った」と回答したのは17.8%で、「増加した」とする回答が多数派を占めました。 さらに、「支給額が増えた」とする割合は前回調査の34%から4.9ポイント増加。一方、「支給額が減った」とする割合は前回の20.7%から2.9ポイント減少しており、ボーナスの増加傾向が見て取れます。


今冬のボーナス支給日は「12月1~15日」が最多に

同社の調査によると、今冬のボーナス支給日について「12月1~15日」と答えた人が61.2%で最多となりました。一方、夏のボーナスの支給日は「7月1~15日」と答えた人が32.7%で最も多い結果に。月単位で見ると、冬のボーナスでは「12月1~31日に支給された」と答えた人が全体の84.3%を占め、夏のボーナスでは「6月1~30日に支給された」人(44.3%)が「7月1~31日に支給された」人(43.4%)をわずかに上回りました。



まとめ|今年のボーナス平均支給額は年間「106.7万円」 20代・30代で増加傾向

本調査では、今年のボーナス平均支給額が年間「106.7万円」であることが明らかになりました。特に、20代と30代で支給額が増加する傾向が見られています。また、ボーナスの平均支給額が高い職種として、「内部監査」が最上位に挙げられ、次いで「法務/知的財産/特許」や「企画/管理」がランクインしました。

賃上げの必要性が多くの企業で問われる中、従業員にとってボーナス支給額は、勤務先や転職先を選ぶ際の重要な判断基準となっています。こうした調査結果を参考に、自社のボーナス支給内容を改めて見直す機会としてはいかがでしょうか。

調査概要

【調査期間】2024年8月5日~8月13日
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)
【調査対象】20~59歳の男女、正社員
【有効回答数】15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
【参考URL】「転職サービスdoda」 https://doda.jp/guide/bonus/

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