記事公開日 :  2025/02/03

【2025】マイナビが“就活生の保護者向け”サイトを新たにリリース

【2025】マイナビが“就活生の保護者向け”サイトを新たにリリース

株式会社マイナビは2025年1月、就職活動を行う大学生の保護者向け情報サイト『マイナビ保護者サポート』(https://parentssupport.mynavi.jp/)を開設しました。

『マイナビ保護者サポート』とは

学生の保護者向けに作られた、就職活動のサポートサイトです。サイト内では、現代の就活状況を知るための「キャリア・就職活動のキホン」や、子どもとの関係に悩む親などへの「保護者のためのコラム」、そして実際に就職活動で役立つ「お子さまを支えるサービス&ツール」など、3つの大カテゴリに分けて複数の記事が掲載されています。

副題につく「お子さまのキャリア・就職活動を一緒に応援するサイト」という文章の通り、つかず離れずの温度感を保つことが大切であるということが同社の見解。あくまで学生が主体となって動きつつも、経験や経済状況などに応じた保護者ならではのサポートができるように、旬の情報を取り上げたコラムや大学教授へのインタビュー記事などをまとめています。


サイト開設のきっかけ

2023年に創業を迎えたマイナビでは、社内でイノベーション促進のためのアイデアコンテストを開催。その中の提案のひとつが、「就職活動中の子どもを持つ保護者向けのサービス」でした。

『保護者としては、お子さまに「自立してほしい」と願う一方で、「失敗しないよう就職活動をサポートしたい」という気持ちもあり、ジレンマがあると思います。また、保護者自身が就職活動をしていた頃と比べ、先行き不透明感がかなり強まったことも興味関心が高くなった要因だと感じます。(マイナビ編集長・高橋)』

『ただ、保護者が「どこまで就職活動に関わったらいいのかわからない」「子どもの役に立ちたいけど、何をすればいいのかわからない」と悩んだときに、頼れるものがない。そんな状況にこそ、「マイナビ保護者サポート」をご活用いただけるのではと感じています。(マイナビ副編集長・谷口)』

※マイナビ保護者サポート「対談|就活生の保護者を対象とした新サービス「マイナビ保護者サポート」について」より引用

同社編集部は「親子間のコミュニケーションを活発にして課題を解決し、最終的に本人がキャリアを選択できる環境を作りたい」と語っています。では、実際に保護者と学生を取り巻く就活問題とはなんなのでしょうか。

最新就活ワード「オヤカク」「オヤオリ」

近年ニュースで見かけることが増えてきた「オヤカク」「オヤオリ」という言葉。とはいえ、まだ耳馴染みがないという人もいるのではないでしょうか。本項目では、令和の採用市場で欠かせないこのワードについて解説します。

「オヤカク」とは

オヤカクとは、「“親”への“確”認」。つまり、企業が学生に内定を出す際、本人だけではなく保護者にも承認を得ることを指します。

マイナビが2024年卒の学生を対象に行った調査(『マイナビ2023年度 就職活動に対する保護者の意識調査』)では、「子どもの内定企業から内定確認の連絡(=オヤカク)を受けたことがある」と答えたのは、52.4%と半数以上。2018年度の同調査で17.7%だったことを考えると、直近で大幅な増加をしています。

これは近年「保護者から入社を反対されたから」という理由で内定辞退をする学生が多くなったことが発祥とされています。企業としては、コストの発生や採用スケジュールの組み直しが発生することから、できるだけ内定辞退は防ぎたいもの。そのため、内定通知後に企業が直接(または学生を通じて)保護者に連絡を取り、内定受諾を確定させるプロセスとして導入が進んでいます。

具体的には、保護者への会社情報や自社商品の送付、挨拶の電話、懇親会への同席など、学生本人よりも「保護者の不安」を払拭するための施策を行っています。

「オヤオリ」とは

オヤオリとは、「親(保護者)向けのオリエンテーション(説明会)」の略語。上述のオヤカクの一種でもあります。

オヤオリは就活段階・内定後ともに開催されます。
就活段階では、従来学生を対象として開かれていた企業説明会や就職セミナーが、保護者向けまたは保護者同伴で開かれるものも増えてきました。また、オリエンテーション以外にも、保護者に向けたパンフレットを制作する企業も増加傾向にあります。

内定後のオヤオリでは、就活段階よりもさらに深くまで関わることがあります。たとえば某IT企業では、内定者とその保護者を対象に、説明会と会社見学を実施。実際に働くビジョンや会社の文化を目で見て感じてもらうことで、より納得を得られるように工夫していました。
さらに企業によっては、社長や人事担当者が家庭訪問を行ったり、手紙で採用理由を伝えたりすることも。今後の具体的な育成プランや、「どこを見て採用したのか」を話すことで、学生本人からの印象も向上しやすくなります。

“過干渉”な保護者が増えた理由

かつて就活における保護者という存在は、決まった際に「報告」をする相手でした。時には相談をする学生もいたと思いますが、現代のように「本人の意向を無視して、親の一存で辞退させられる」といったことは少なかったでしょう。 では、なぜ“過保護”“過干渉”な保護者が増えたのか。その理由は、少子化にあるとされています。

ひとりっ子が増えた現代では、子どもに対する愛情だけでなく、教育や資金なども含め、一人ひとりにかけるリソースが増加しました。それが投資に近い感覚を起こし、良くも悪くも「自分事」として就職活動を捉える保護者の傾向が高まっています。

『マイナビ保護者サポート』では、こうした子を思う親の気持ちも尊重しつつ、過干渉にならないための考え方や付き合い方を紹介しています。

まとめ

当サイトでは、Z世代の採用に関する記事を多数投稿しています。個別のお問い合わせにも対応していますので、新卒を含む若手世代の採用にお悩みを持つ企業は、ぜひお気軽にご相談ください。

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