
採用広報が上手い企業の特徴とは?成功事例やSNS戦略を紹介!
記事公開日 : 2025/04/24
記事公開日 : 2025/03/28
SNSを活用した集客は、今やビジネスにおいて欠かせない戦略のひとつ。若年層を中心に多くの人が日常的に利用しているSNSは、企業にとっても顧客とつながる貴重な場となっています。 でも「何から始めればいいかわからない」「どのSNSを選ぶべきか迷う」……そんな悩みを抱えている企業も少なくありません。
そこで今回は、実際にSNS集客で成果を出している企業の事例を交えながら、SNSを上手に活用するためのポイントをわかりやすく解説します。「自社に合ったやり方を知りたい」という方は、ぜひ最後までチェックしてください!
SNS集客とは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのソーシャルメディアを活用して、自社の商品やサービスを広め、顧客を引き寄せるマーケティング手法です。
SNSの最大の魅力は、ユーザーとの「双方向のコミュニケーション」ができる点。一方通行の広告とは違って、リアルタイムに反応をもらえたり、顧客の声を直接拾うことができるため、改善や新しい施策につなげやすくなっています。さらに、SNS上で話題になれば口コミ効果で一気に認知が広がることも。
ブランドへの信頼感を高めながら、効率よくターゲット層にリーチできることが大きなメリットです。
SNSを活用した集客にはいくつかの方法があります。目的やリソースに合わせて、使い分けるのがポイントです。
■SNSアカウント運用
■SNS広告
■SNSキャンペーン
■ユーザーによるSNS投稿
まずは企業や店舗の公式アカウントを立ち上げて、日々の投稿を通じてユーザーとつながることからスタート。ブランドの世界観や雰囲気を統一することで、アカウント自体が“企業の顔”として機能します。
投稿の頻度やタイミングも重要で、ユーザーが見やすい時間帯に、役立つ・面白い・共感できる内容を発信していくのが効果的です。
SNS広告は、的確なターゲットに絞って情報を届けられる強力な手段です。Instagram、X、TikTok、YouTubeなど主要なSNSでは、それぞれ独自の広告機能が整っています。
魅力的な画像や動画を使った広告はユーザーの目を引き、クリックやアクションにつながりやすいのが特長。しかも、年齢や性別だけでなく、趣味や行動履歴など細かな設定が可能なので、より“刺さる”広告が作れます。
広告形式もさまざまで、フィード広告やストーリーズ広告、リールなど用途に合わせて選べるのもポイントです。配信後は結果をしっかり分析して、改善を重ねていくことが広告の効果を最大化するカギになります。
フォロー&リポストでプレゼントが当たる!……そんなキャンペーン、見たことありませんか?
SNSキャンペーンは、短期間で一気にフォロワーを増やしたり、認知度を高めたいときにピッタリの施策です。参加型のイベントやコンテスト形式にすることで、ユーザーの自発的な拡散も期待できます。また、シーズンやトレンドに合わせたテーマにすることで、より多くの人の関心を引くことが可能です。
SNSだけでなく、チラシやテレビCM、自社サイトなど他チャネルとも連動させれば、さらに集客力がアップします。
ユーザーが自発的に発信するコンテンツ(UGC)は、SNSならではの強力な拡散力を持っています。オリジナルのハッシュタグを設定したり、企業アカウントで投稿をリポストしたりと、投稿を促す仕組みを作るのがポイントです。
さらに、インフルエンサーや既存のファンを「公式アンバサダー」に任命して、情報発信をサポートしてもらう方法も効果的。こうした取り組みは、長期的なブランドファンの育成にもつながります。
もちろん、SNSに載せたくなるような「映える商品」や「ユニークなサービス」を用意することも大切です。
▼SNS集客の全体像をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
目的に応じたツールや具体的な手法を紹介しています。
■SNS集客のコツ|もう迷わない!目的別おすすめツール&手法を解説
https://www.kumaoka-matsuko.com/blog/sns/a51
SNS集客には多くのメリットがあります。低コストでありながら、広く深く顧客にアプローチできる集客手段として、今や企業のマーケティング戦略に欠かせない存在となっているのです。
SNSは基本無料で利用でき、有料広告も少額から始められるため、特に中小企業にとって導入しやすい手段です。オーガニック投稿だけでも認知拡大が見込めるため、コストを抑えた集客が可能です。
コメントやメッセージを通じて、顧客の声をリアルタイムで把握できることがSNSの強み。迅速な対応や双方向のやりとりにより、信頼関係を築きやすく、満足度向上にもつながります。
SNSは若年層を中心に広く使われており、興味関心に合った層に効率よくリーチできます。ハッシュタグやユーザー投稿を活用すれば、企業が想定していなかった層にも自然に情報が拡散され、新たな顧客獲得に結びつきます。
SNSを活用した集客で成果を上げている企業には、他社にとって参考になる多くのポイントがあります。特に、明確なターゲット層に向けた情報発信や、ユーザーとのコミュニケーションを重視した取り組みが目立ちます。こうした成功例を参考に、自社のSNS集客における戦略を見直し、さらに効果的な施策を展開していくことが重要です。
スターバックスコーヒージャパンは、コーヒーチェーンとしてそのブランド力を強化するため、SNSを活用した独自のマーケティングアプローチを展開しています。カフェの雰囲気やドリンクのビジュアルにこだわった投稿が「インスタ映えする」と話題になり、多くのユーザーによって自然発生的にハッシュタグが広がりました。
また、季節限定商品や新作メニューの紹介にも力を入れており、画像やストーリーを活用してタイムリーな情報発信を行っています。ユーザーが自分の注文したドリンクやメニューをSNS上にシェアしたくなるようなキャンペーンなども行い、自然とポジティブな口コミが増加しました。
NTTドコモは複数回にわたるフォロー&リポストキャンペーンを実施し、シナリオ投稿やキャラクター・タレントとのコラボレーションなど、バリエーション豊かな企画を展開。その結果、フォロワー数は1年間で20万人以上増加し、リポスト数も約7倍に拡大しました。
加えて、災害情報や通信障害に関する発信においても、タイムリーで信頼性の高い情報を提供しており、多くのユーザーから信頼を得ています。顧客ニーズに基づく同社の多角的なアプローチは、今後のデジタルマーケティングの参考となる要素を多く含んでいます。
■参考:1年間でフォロワー20万人増、リツイート数は約7倍!NTTドコモの公式Twitter急成長の秘訣
https://markezine.jp/article/detail/39356
日本コカ・コーラは、SNSを活用したマーケティングにおいて注目を集めている企業の一つです。中でも自社のレモンサワーブランド「檸檬堂」の2周年記念キャンペーンでは、X(旧Twitter)上でのフォロー&リポスト形式のキャンペーンを実施。ユーザーの投稿数によってプレゼントの内容が変わるという仕組みを導入し、自発的な参加を促しました。
その結果、前年と比べて158%の投稿増加という成果を上げ、フォロワー数も増加。さらにXのトレンド1位を数時間にわたり獲得し、ブランドの認知度向上にも大きく貢献しています。
■参考:「檸檬堂」「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」のSNSキャンペーンに学ぶ ユーザーの参加を促す施策の仕掛け方
https://markezine.jp/article/detail/39002
ワークマンでは商品開発の初期段階からアンバサダーを参加させ、彼らの意見を積極的に取り入れることで、ユーザーニーズに応えた商品開発に取り組んでいます。その際、他社にはない特徴として、「報酬を1円も提供しない」ことを掲げています。「商品開発に関与できる」ことや「アンバサダーが発信したコンテンツを公式で宣伝してもらえる」といった金銭以外のメリットを提示し、販促費を削減しつつもアンバサダーとのWin-Winの関係を築いています。
こうした取り組みはユーザーのフィードバックを商品改良に活かすだけでなく、ブランドのファンを増やす大きな要因となっています。結果として、ワークマンのSNS集客戦略は、コストパフォーマンスの高い手法として他社の参考例ともなっています。
■参考:アンバサダーと築く“Win-win”な関係。ワークマンのマーケティング戦略とは
https://pr-genic.com/4039
ユニクロはInstagramやX(旧Twitter)を通じて新商品の紹介、コーディネート提案、キャンペーン情報の発信を継続的に行い、幅広いターゲットにアプローチしています。
ハッシュタグを活用したキャンペーンも積極的に展開しており、たとえば「#LifeWear」などを通じてユーザーからの投稿を促進することで、自然なかたちでのブランド認知を図っています。また、限定商品の先行販売やSNS限定キャンペーンなど、ユーザーが参加したくなるような工夫も随所に見られます。こうしたユニークな販売方法は消費者からの注目を集め、激しい競争市場でもユニクロが際立つ存在となる一因となっています。
SNS集客は一見簡単そうに見えて、実は多くの戦略が必要です。しっかりとした計画を立て、ターゲットユーザーのニーズを深く理解し、それに合わせたコンテンツを発信することが、成功のカギとなります。
キャンペーンの目的を事前に定めることで、方向性が定まり、目的達成への道筋を描くことができます。例えば、新規フォロワーの獲得数やエンゲージメント率の向上、売上の増加といった目標を設定することが重要です。
明確なゴールがあれば、必要なアクションや戦略を練る際の指針となり、進捗を数値的に把握することができ、途中での見直しや改善もスムーズに行えます。その結果、より効果的な戦略を実行し、最終的に大きな成果を得ることができるのです。
SNSでは日々新しいトレンドが生まれます。キャンペーンを企画する際は、最新のトレンドを意識することが重要です。トレンドを取り入れることで、ユーザーに興味を引きやすいコンテンツを提供でき、参加のハードルも低くなります。また、季節感や特定のイベントに関連する要素を加えることで、さらに共感を呼ぶキャンペーンを作ることができます。
例えば、過去に流行したBGMを活用したダンスチャレンジを企画しても、現在のユーザーには響かない可能性があります。そのため、最新のトレンドや話題性のあるハッシュタグを活用することがポイントです。こうした戦略をとることで、キャンペーンの反響が高まり、エンゲージメントを一層強化することができます。
トレンドの変化に敏感でいることは、ブランドの存在感を高めるだけでなく、フォロワーとの信頼関係を深めるチャンスにもつながります。共感を呼ぶコンテンツを定期的に発信することで、シェアされる頻度が増し、結果的に幅広い層へのリーチや集客の拡大が期待できます。
SNSは無料で始められる手軽さが魅力ですが、効果的に活用するためには戦略的な運用が不可欠です。まずは、自社に合ったSNS活用法を見つけ、少しずつ取り入れていくことが成功への近道となります。 「いきなり全部やるのは不安……」という方には、まず公式アカウントの運用から始め、反応を見ながら徐々に施策を広げていくのがオススメです。
記事公開日 : 2025/04/24
記事公開日 : 2025/04/21
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