記事公開日 :  2025/03/04

《26年卒就活解禁》企業の初任給引き上げはどのくらい上がる?最新調査結果

《26年卒就活解禁》企業の初任給引き上げはどのくらい上がる?最新調査結果

株式会社マイナビは、「マイナビ2026年卒 企業新卒採用予定調査」を発表しました。この調査は企業の新卒採用に関する意識・採用活動全体の動向を把握することを目的に実施しています。

26年卒の採用予定数は「前年並み」の企業が多数

22年卒から24年卒にかけ、2年連続で採用予定数を増やす企業が増加していましたが、25年卒・26年卒においては減少。採用充足率が年々と低下するなかで、採用予定数が据え置かれていることが推測できます。

26年卒の採用が厳しくなる要因が「給与が低いこと」だと考える企業が増加

新卒全体の採用環境の見直しについて、「厳しくなる」と回答した企業は78.1%。前年と同様、採用に苦戦すると考えている企業が増加しています。


その理由について聞くと、「新卒学生全体の数が減っていること(67.7%)」が前年同様に最も多い結果となりました。また「給与が低いこと(業界平均などと比較して)」が増加幅が最も大きく、前年比で4.1pt増加しています。昨今の賃上げや初任給引き上げにより、給与・待遇面で他社と引けを取ると感じる企業が増えていることが推測できます。


初任給の引き上げ予定がある企業は54.1%

近年は採用力を強化するために、初任給の引き上げを予定している企業が増加しています。実際に初任給の引き上げを行う予定の企業は、昨年度の47.2%から54.1%に増加しています。


また引き上げ額は「5,000円~1万円未満」が最も多く、「1万円~2万円未満」の引き上げを予定している企業も3割近くあります。物価上昇が続く現在、給与引き上げへの関心もより高まっており、採用力強化のために欠かせない要素となるでしょう。


まとめ

本調査の結果、多くの企業が新卒採用の厳しさを実感していることが明らかになりました。その対応策として、54.1%の企業が「初任給の引き上げ」を実施すると回答しており、これは昨年度(25年卒時)の同調査と比較して6.9ptの増加となります。これまで初任給の引き上げを行ってこなかった企業も、採用競争の激化を受け、その必要性を強く認識しはじめていることがうかがえます。

物価高が続くなか、人手不足や採用難を打破する一手として、初任給の引き上げは有効です。しかし、入社後の定着率を上げるためには、給与面以外の待遇や成長性にも目を向けなければいけません。総合的な採用力を強化するためには、社内の待遇を見直し、より魅力的な職場づくりを進めることが重要です。

調査概要

【調査概要】マイナビ 2026年卒 企業新卒採用予定調査
【調査期間】2025年1月27日(月)~2月9日(日)
【調査方法】採用・育成・組織戦略の課題に寄り添うマイナビ運営の情報メディア
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【有効回答数】1,820社 (上場139社 ・ 非上場 1,681社|製造 737社 ・非製造1,083社)
【参考URL】https://www.mynavi.jp/news/2025/02/post_46687.html

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