記事公開日 :  2025/03/21

最終更新日 : 2025/03/24

若手が転職して実現したいこととは|20代後半~30代の転職傾向は「キャリアアップ>キャリアチェンジ」

若手が転職して実現したいこととは|20代後半~30代の転職傾向は「キャリアアップ>キャリアチェンジ」

『Re就活』などの転職サービスを提供する株式会社学情は2025年1月、20代後半~30代の社会人をターゲットに、仕事観・転職意識に関するアンケートを実施。若手人材が転職で実現したいことに関して調査した結果、キャリアチェンジよりもキャリアアップの希望者がやや多い傾向であることが判明しました。

調査背景

終身雇用が当たり前ではなくなりつつある今、働き手による主体的なキャリア形成への関心が高まり、転職を通じてキャリアを形成したいと考える人も増加傾向です。転職への関心が高まるなか、20代後半~30代が転職を通じて実現したいことについてアンケートを実施しました。
(株式会社学情『20代後半~30代の転職は、「キャリアアップ>キャリアチェンジ」の傾向。「キャリアアップ」を通じて実現したいことは、「給与・年収アップ」が最多(2025年3月28日)』より引用)

20代後半~30代の転職希望者は「キャリアアップ」を望む傾向に



次のキャリア希望を調査したところ、「キャリアアップ」「どちらかといえばキャリアアップ」を希望する人は43.5%。「キャリアチェンジ」「どちらかといえばキャリアチェンジ」を希望する人は41.8%と、ややキャリアアップ派が優勢となりました。

最も実現したいことは「給与・年収アップ」



転職において「キャリアアップを希望する」という人に、「キャリアアップで実現したいこと」を聞いた結果、「給与・年収をアップさせたい」という回答が70.9%で最多でした。次点に「経験・スキルをもっと磨きたい」「経験・スキルを活かしてより高いポジションに就きたい」と、自身のスキルアップに繋げるためにキャリアアップを目指したいという回答が続いています。

キャリアチェンジ派は、仕事内容を重視



現在就いている仕事とは異なる業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を望む人が実現したいことは、「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が61.6%で最多でした。次点は「専門知識やスキルを身につけたい」「給与・年収を上げたい」が同率2位で、いずれもキャリアアップを望む人と同じ理由が並びました。

まとめ

今回の調査を通じて明らかになったのは、20代後半~30代の若手社会人において、「キャリアチェンジ」よりも「キャリアアップ」を志向する人がやや多いという現状です。特に「給与・年収の向上」や「スキルの磨き直し」「より高いポジションへの挑戦」といった、将来的な自己成長や待遇改善を目的とした転職ニーズが高まっていることがうかがえます。
一方で「キャリアチェンジ」を望む層も、興味のある分野への挑戦や新たなスキルの習得といった前向きな動機を抱えており、いずれの志向においても“自らの意志で主体的にキャリアを選び取る”という姿勢が共通しています。

終身雇用が当たり前ではなくなった現代、若手人材は自身の可能性と価値を高めるための転職を通じて、より良い未来を模索しています。企業はこうしたニーズや傾向を把握し、時代に合わせた採用活動を行っていくことが求められます。

調査概要

【調査名】仕事観・転職意識に関するアンケート調査(転職で実現したいこと)
【調査期間】2025年1月27日~2025年2月16日
【調査方法】Web上でのアンケート調査
【調査対象】20代後半~30代社会人(30代向け転職サービス「Re就活30」のサイト来訪者)
【有効回答数】245件
【参考URL】https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/report/250318/

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